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『ねこあつめ』の攻略以外について語るときに僕の語ること

最近ねこあつめがはやってますね。
ねこあつめというのはヒットポイントという会社が作ってるスマホゲームです。
 
僕も二週間前にはじめて一人で勝手にはまってます。
部屋も拡張して金にぼしグッズもだいたい買って、ほとんどの猫は目撃できたので、
だいぶコンプリートが見えてきた〜みたいな進捗具合です。
 
そんな具合で個人的にも全世界的にも激ハマリ中のねこあつめなんですが、なんでこんなにはまってしまったんでしょうか。
そのへん気になったので、いくつか個人的な非モテ的所感をつらつら書いてみます。
とくに科学的裏付けとかは無いんで、適当に読んでください。

猫の態度が悪い

ねこあつめで初めて会ったしろねこさんはピンクボールをグイグイしてるだけです。特にそれ以上の何かをしてくれません。
まんぞくさんは勝手にえさを全部食べてしまうので他の猫が新規に現れるのを阻害します。
全ての猫はこっちを見たり、すりよったりしてくれません。猫にタッチできるのは宝物をくれる時だけです。
とにかく猫の態度が薄いんですよね。
 
そういう状況下でプレイヤーは猫の不遜な態度を許すことしか出来ません。
この許すというのが個人的にかなり嬉しいんです。
 
というのも、僕は非モテ、つまり他人に相手にされない人間なので、
自分の好きなもののために何かをしたい、と思い立っても(ほとんど思いませんがたまに思うんです)
そういう振る舞いをできる機会が無い。
 
でもねこあつめをやっていればその機会が得られる。しかもコスト無しで。
これはなかなか無いことだと思います。
僕はかつてラブプラス艦隊これくしょんなどの、現実世界の時間とリンクしているという意味で類似したゲームに手を出したことがあるんですが、ラブプラスのヒ ロインはまるで母親のように僕のためにあれこれやってくれるし、艦娘たちはよく喋る駒って感じだったんで、なんだか申し訳ない気分になったりしていました。
でもねこあつめはそれらとは違って、僕が世話をしないといけないわけです。
 
そういう他人に施したい欲を満たしてくれるのがいいところだと思います。
デジモンみたいにフンを垂れ流してくれたらもっと世話し甲斐があっていいのかもしれない。
 
 

待つことしか出来ない

このゲームでプレイヤーが能動的に出来ることといえばエサとグッズの設置です。
あとはアプリを閉じて待つだけ。それだけです。
まだ何もやりとげてないのに虚しい余生が始まります。
 
でもそうやって待っているとそのうち猫がやってきて、プレイヤーに目もくれず好き勝手に過ごしています。
これが不思議とすごく楽しいんですよね。
なんでかなーと思ったんですけど、これって最初の待ち段階での刺激が限りなくゼロに近いおかげなんじゃないかと思うんですよ。
モノが安置された虚しい空間がまずあって、そこに猫が来てくれることで少し楽しい空間になる。
そのギャップが心にぐっと来るんだと思いました。
 
ちなみにこの「待ってるとそのうち何か幸せが訪れてくれる」というのは僕の考える最高の物語のプロローグと合致するので、当然ねこあつめも最高ですね。
 
 

一ヶ月後には多分飽きてる

上に書いたように、ねこあつめのようなゲームを面白がることができる心の部位というのは、施し欲求とか心的余裕とか想像力と密接に結びついていると思います。
そしてこういう部位というのはとても繊細なものだと個人的には思っていて、
なにかの拍子にそれが壊れてしまうと、一気に冷めて、僕にとってねこあつめがすごくつまらないものに成り下がってしまいかねない。
 
これは僕がラブプラス+を流行から数年遅れで始めた時に強く体験したことです。ラブプラスの場合、最初は3時間ごとにチェックしたり、丹下桜のラジオアラモードのバックナンバーを漁ったりするなど、熱病にかかったようにはまってたんですが、二ヶ月を過ぎたあたりから一気にどうでもよくなって、ついにはDSを開くことさえなくなりました。これと同じことがねこあつめにも近いうち起こると思っています。
何が言いたいのかというと、ねこあつめのことが好きなままでいられる今のうちにできるだけ楽しんでおこうという心構えが無意識のうちにあるんじゃないかという話です。
 
 
以上、ねこあつめについての所感でした。